- 2023.4.24
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その他
学校健診で側弯症検診を受け「要再検査」となった場合は早期に専門医を受診しましょう
側弯には、姿勢の悪さ等が原因で背骨が一時的にゆがんだ状態と、背骨がねじれを伴ってゆがんだ状態があります。
「側弯症」は後者を指し、自然治癒する可能性はほとんどありません。
科学的エビデンスの高い運動療法等も確立されていないため、自己流で処置するのではなく、専門医による適切な治療が必要です。
特に、特発性側弯症は背が伸びる時期に進行しやすく、気づかないうちに重症化することがあるため、側弯を指摘された場合は、早期に専門医を受診することが大切です。
側弯症は原因によっていくつかの種類があり、進行の度合いは異なります。
側弯症の種類
- 特発性側弯症(原因不明)
- 先天性側弯症
- 神経原性側弯症・筋原性側弯症
- 神経線維腫症による側弯症
- マルファン症候群による側弯症
(詳しくは日本側弯症学会HP、日本整形外科学会HPをご覧ください。)
側弯症の8割を占める特発性側弯症は、思春期の骨成長が止まると側弯の進行も落ち着きますが、その進行度合いは人により異なります。
また、側弯症の中には体の成長が止まっても側弯が進行する種類もあり、軽度だからと原因を知らずに放っておくと、急激に側弯が進行することがあります。
特発性側弯症の場合は、軽度であれば経過観察となり、中度では装具療法を行います。
装具療法での治療効果も認められているため、早期に専門医の診断を受け、治療を開始することが重要です。
側弯症が疑われる場合は、速やかに専門医を受診しましょう。