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2022.8.30
その他

米国での学校側弯症検診の実施について

日本では学校保健安全法で学校での側弯症検診が義務付けられています。

一方、米国では全米50 州全てで、法制化、非法制化、任意など形は様々ですが側弯症学校検診が実施されています。(2011年時点)

※参考資料

 

<学会の推奨状況>

脊柱側弯症研究協会(The Scoliosis Research Society)は、10 歳から 14 歳までのすべての子供に年 1 回のスクリーニングを推奨し、米国小児科学会(The American Academy of Pediatrics)では、定期健診での年 1 回のスクリーニングを推奨しています。米国整形外科学会(The American Academy of Orthopaedic Surgeons)は、女子は 11 歳と 13 歳、男子は 13 歳または 14 歳でスクリーニングを受けることを推奨しています。

※参考資料

 

子どもの背が伸びる時期に学会が毎年の検診実施を推奨していることがポイントです。

日本においても学校保健安全法で毎年の検診が義務付けられていますが、検査実施の負担からなかなか全学年で実施できていないという現状があります。

この時期は急に側弯がひどくなる、または側弯症が発生する可能性があるため、定期的な確認が大切です。